「友達とお出かけ」制作記録

はじめに

「友達とお出かけ」という絵を描いたので制作過程をメモします。

  • 使用ソフト:Krita、Easy Poser

前回の反省

時間をおいてみると、描いているときには気が付かなかった反省点が浮かんでくるものです。 まずは前回の絵の反省から。

背景だからといって雑すぎる気がします。 ディティールが足りていない。

特にビルのこのあたりのディティールの足りなさが気になります。 下の方の影になっているあたりはあまり気にならないのですが。 赤線で囲んだあたりは光があたっているせいかディティールの足りなさが目立ちます。

もっとディティールを書き込むか、あるいは暗くするなどして視線が向かないようにすべきでした。 背景であっても明るかったりして視線が集まる場所はそれなりに書き込む必要があるようです。 「背景だから雑でよい」というのは間違いだということがわかりました。

今回の目標

ディティールを描き込む、もしくは描き込んでいなくても目立たないように工夫をするのを目指します。

制作過程

まずは大雑把にどこを明るくしてどこを暗くするかを決めます。

そのまま下絵を描いていきます。

もう少し横長にしました。

ベースの色で塗りつぶします。

ドアを描きます。

窓や排気口、パイプなどのパーツを描いていきます。

パーツを複製します。

右のドアを開けます。

下絵を重ねてみるとこんな感じ。

Easy Poserで適当にポーズを取らせた3D人形を配置します。 人形をベースにして人物を描いていきます。

手すりの部分を描いていきます。

錆びているような色で塗ります。

赤茶色でベースカラーを塗ったあとにオレンジで「g)_Dry_Bristles_Eroded」ブラシを利用して 薄っすらと汚しをかけることでサビを作りました。

この「g)_Dry_Bristles_Eroded」というブラシは 前回の横断歩道の汚れを作るときにも活躍しました。 このブラシは色んな所で役に立つようです。

船を描いていきます。

手すりの影を落とします。 レイヤーを複製して黒で塗りつぶしたものをガウスぼかしをかけてずらして配置しました。 ドアの部分などは影を少しいじってあります。

水面を作ります。

濃い水色や緑に近い色などを使ってベースカラーを作りました。 その上に「z)Stamp_Water」ブラシを利用して明るい水色で水面の波を薄っすらと描きました。

複製レイヤーをペイントレイヤー化して反転して貼り付けました。 波フィルターを掛けて歪ませています。 波フィルターはパラメータを変えて何度かかけました。

下絵を重ねるとこんな感じ。

右側の植物を描いていきます。

葉っぱを描いてそれを複製しました。

パース変形を使いながら貼り付けていきます。

葉が重なるところに影を描いてやるとそれらしくなります。

植物全体を暗くします。

手すりのあたりの苔をちょっと描いてみます。 中央の緑の丸はパレットとして使った色です。

左側の木を描きます。

影を落とします。

木の根元のあたりの苔を書きました。

暗い緑で外側を暗くします。

水面が映るのを意識して水色を重ねました。

左側の手前の植物を描きます。 葉っぱを描いてそれを複製しました。

苔を描いていきます。

「t)Shape_Spikes」ブラシのサイズを小さくしてグリグリと描いていきます。

水面に葉っぱを浮かせました。

上の方にも葉っぱをいくつか複製して貼り付けます。

影に書き足した葉っぱなどを反映させます。

キャンバスのサイズを変えます。

黒い帯を上下に配置しました。

テクスチャを重ねます。

フィルターレイヤーでガウスぼかしをかけます。

フィルターレイヤーは白黒で塗るとフィルターのかかり具合を変更できます。 人物のあたりだけぼかし効果を消すことで視線が向かうようにします。 周囲をぼかすことでディティールの足りなさを補ったつもりです。

水色のグラデーションを上方に重ねます。

完成です。


おわりに

最後にかけたガウスぼかしのフィルタの効果が絶大でした。 ディティールをごまかせる上に、ぼかしの強さを変えることで視線の誘導もできます。 またひとつ小手先のそれっぽく見せるテクニックを身に着けてしまいました。